ご褒美(廃墟) /レン

あんま~ず

2011年11月24日 11:06

 『 マラソン 』


20日、日曜日は中部トリムマラソンに行ってきました。
ついこの間は、尚巴志マラソン、来月はNAHAマラソンと続きますが・・・
今回私は、応援  長男が10kmに挑戦します

家を6:30分に出て沖縄市の泡瀬総合公園へ。今回の参加者は5003人!

下には早々と救急車が4台も待機しています



スタートの9:20

合図と同時に、マイケル・ジャクソンのビートイット が流れ、ランナー達も飛び出して行きました 



制限時間は1時間半。 みなさん ガンバッテクダサイ!
私は車で寝て待っています。本を読みながらウトウトしかけた頃に、長男が窓を叩く音で目が覚めました。

「えっ、もう?」手には 完走賞があり、10kmコース、1時間7分と書いてありました!
休みの日にはいつも一人で自転車で具志川や泡瀬などに遠出しているので体力はあります
完走した後の表情は本当にイキイキしています

頑張った ご褒美に 何か願いを聞いてあげようと思い、何が良いか尋ねると・・・
「とんかつ太郎のトンカツが食べたい!」と「名護のホテルの廃墟が見たい!」と二つの願いがありました。

こだわりの強い長男の今のこだわりは、 廃墟です・・・

前から見たがっていた、東海岸沿いのホテルの廃墟・・・
それが希望なら・・・見たいというなら、廃墟だろうと何だろうと見せてあげましょう!



レキオリゾートホテル編


行って来ました。 329号線を北上して、カヌチャ近くの朽ち果てたホテル・・・ レキオリゾート
ネットで何度か見せられていました。
国道から 分かりにくい小さな入り口を曲がり・・・


細い坂道を登って行くと、ありました・・・。



8年程前から使われておらず廃墟化している様です。
敷地の周りは有刺鉄線が張リめぐらされ侵入者を固く拒んでいます。

中には入らず、外から見て満足する様 説得しますが 「ク~ン」と鳴いて 最上階まで上がりたいと
ホザ・・言います 息子は、全階の全室が見たい様です・・・

ネットで見た限り、建物内はガラスやタイル便器など、割れるものは全て割られ、壁という壁はスプレーで落書きされていました。
中には、不審者、浮浪者、不良グループが たむろしているかもしれません

私が どうしようか迷ってるうちに長男は有刺鉄線を超えてフェンスの向こう側から私を誘導しています。
が、こわいです!とってもこわいです。
「大丈夫だよ。いざとなれば二人で戦おう!お母さんも僕も強いよ!!」・・・本当か?
「じゃあ、誰もいないか調べて来るよ!」と言って長男は建物に向かって走って行きました

中に入る勇気はありませんが、息子が心配です


とりあえず長男の姿を追うために車の上にあがって様子を見ます



こんなとこ車も登って来ません。視界で動く物は 風に揺れるススキの穂と長男だけ・・・。

鷹にそっくりな鳥が側を飛んでいきました。こんな所に鷹が?・・・後で調べたら、サシバと言う、今の時期に見られる渡り鳥だそうです。  車の上から見える やんばるの森は静かです。

車の上から見ているのも飽きたので結局 私も有刺鉄線を超えて中に入りました。
念の為に護身用に傘を持って!



長男と合流し、最上階を目指します! 

中は、まるで映画で観た戦場の建物みたいです。



こんな激戦地みたいな所を1階から5階まで 全室見たんです。私達こそ不審者です



かつてのエレベーター。今は深い水溜りになっています。




スプレー書きはセンスの良い恰好良いやつもありました。



手すりがないと怖いです










屋上まで到達。 任務完了 小っちゃく車が見えています。「さあ 戻ろう」


下りもたっぷり時間をかけて、無事に那覇に戻って、ご希望のトンカツ太郎を食べさせて帰宅しました。

夜になって、息子からのお礼の言葉がありました。
「お母さん、今日は本当にありがとう。大満足だよ!でも、さっき僕が撮った写真を見たら 暗くて上手く撮れてないんだよね。悪いけど、今度 もう一回行って貰えないかな?」・・・


ふ、ふざけるな~~~

廃墟の写真をいっぱい載せていますが、これも褒美の一つなので ご了承ください




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